海は、釣りだけでなく、海水浴やサーフィン、スキューバダイビングなど、多くのマリンレジャーを楽しむことができる人気な場所です。
海に沈む夕日は、見ているだけで心が浄化される素晴らしい景色です。
ドライブ中、海が見えただけでもテンションが上がる方も多くいらっしゃると思います。
そんな壮大な海は、人間にとって脅威にもなります。
海での事故は非常に危険です。
特に釣り場は、海水浴場と異なり、着水するには相応しくない深さや流れがある場所がほとんどです。
今回の記事では、釣り人が知っておくべき海の恐ろしさを紹介します。
本記事の内容
この記事はこんな人にオススメ
・ 海釣りに慣れてきて、新しい釣り場に行ってみたい人
釣りを楽しむためにも、海の恐ろしさを覚えておこう!
【安全第一】海の事故は非常に危険
命を守るためにも、海の事故実態を知っておこう
海での事故は非常に危険です。
海での安全の為に、ライフジャケットなどの着用は当たり前ですが、危険なポイントに足を踏み入れないことが大切です。
釣りをしていると釣れそうなスポットでキャストしたくなる気持ちも分かります。
ただ、釣れるかもしれないことよりも命の方が遥かに大事ですよね。
今回は、海の事故がどれだけ危険か、ということを紹介することで、リスクを負った釣りにブレーキをかけられるようになっていただければと思います。
・ 海での事故ってどのくらい発生しているの?
・ 海での事故は助からないことを知ろう
・ 事故防止のために気を付けるべきこと
釣りをするうえで、安全が第一です。
海での事故ってどのくらい発生しているの?
2020年9月に警視庁が公表している数値によると、
・7~8月の2カ月間で海での水難事故:329件
でした。
また、水難事故のうち21%程度が魚とり・釣りにて発生しているようです。
海水浴のハイシーズンである夏の時期だけに偏った数値ではなく、釣りでの事故も非常に多いことが分かります。
内閣府データによると、交通事故での年間の死者数が4000人弱(2016年データ)となっています。
おおよそ、4000÷12で約600~700件/月の死亡事故が発生しているということになります。
交通事故に対して、海での事故となると非常に限定的な人が対象になることを考えると、海での事故発生率の高さもご認識いただけるかと思います。
海での事故は助からないことを知ろう
上記のとおり、海での水難事故は2カ月で329件発生していますが、
そのうち
・死亡、行方不明者数:114人
もいます。
海での水難事故は、命に係わる重大事故になる可能性が非常に高いことが分かります。
泳ぎが得意不得意な人、関係なく重大事故に繋がることが大きいということを理解しましょう。
事故防止のために気を付けるべきこと
警視庁は、下記のとおり防止策を公表しています。
・危険箇所の把握:転落の恐れがある場所、水流の激しい場所、等を把握する
・的確な状況把握:台風など天候の変化や波の高さに注意する
・ライフジャケットの活用:体のサイズに合ったライフジャケットを着用する
その他、立入禁止エリアに踏み入らない、なども挙げています。
波や流れの力は、人間が太刀打ちできる力ではありません。
船でも車でも建物でも、強い流れでは一瞬で流されてしまうこともあります。
膝下の水深でさえ、人間のバランスを崩して波に飲み込んでしまうこともあります。
原則、波が届く可能性がある場所には、絶対に立ち入らないようにしましょう。
まとめ
今回は、海での事故がいかに危険かを記載しました。
・ 海での事故ってどのくらい発生しているの?
・ 海での事故は助からないことを知ろう
・ 事故防止のために気を付けるべきこと
これからの人生、釣りを楽しむためにも海の危険性を十分に理解し、安全第一の釣りを心がけましょう。
釣果よりも命が大事です。無理な釣行は絶対にやめましょう。
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